「環境を守りながら、地元のためにできることを続けたい」
ーボイボイキャンプ場 渡邉勝三さんー
久住高原にある絶景のオートキャンプ場「ボイボイキャンプ場」さんは、2019年7月より、たけたんでんきのお客様になっていただいております。「地域のために何かできることはなにか」という想いから事業をスタートした「ボイボイキャンプ場」オーナーの渡邉さんにキャンプ場についてや、たけたんでんきにお申込みいただいた経緯について伺いました。
パノラマビューの絶景スポットでここだけのキャンプ体験
ーまず、キャンプ場をオープンした経緯を教えていただけますか?
今から25年前は、大手の宿泊業者や観光事業者が久住に進出して、多くの観光客で賑わい始めた時期でした。その時に「自分たちが生まれ育ってきた美しく素晴らしい土地を、自分たちの手で何かできないだろうか」と今から25年程前に同じ想いを持つ友人たちと一緒にこの地を借りたのが始まりです。
当初は9ヘクタールもの敷地を借りていましたが、運営するのが私だけになったこともあり、現在は約4ヘクタールの土地でオートキャンプ事業をしています。
ーキャンプブームの後押しもあって、多くのお客さんでいつも賑わっている「ボイボイキャンプ場」さんですが、やはり魅力は圧倒的なロケーションですよね。
今は利用者を100組限定と定めていますが、シーズン中は2ヶ月先まで予約がいっぱいになるほど、たくさんの方に訪れていただいています。
ロケーションはもちろんですが、ここはキャンプサイトを区切っていない完全フリーサイトとしています。今はキャンプギアや車を自由に配置して個性的なキャンプを目指す人が増えていますし、自分らしいコーディネートをSNSに投稿して楽しんでいただいています。その投稿を見て来たというお客さんも増えているので、とても嬉しく思っています。
ーフリーサイトであることが喜ばれているということですが、フリーサイトを選んだのは理由があるのですか?
サイトを区切ってしまうと平らに整地をしなければなりません。その分、今の素晴らしい景観を損なってしまいます。また最近はテントの大きさや形が多種多様で、小さいキャンプサイトの場所ではテントを張れないという問題も出ていますから、フリーサイトであることはとても喜ばれているんです。
ーお客さんに喜ばれていると言えば、キャンプ場内にある「Cafe BoiBoi 」の久住の卵を使ったオムライスも人気ですよね。
そうですね。カフェはなるべく竹田のものを使うようにしています。外のデッキでは高原の風に吹かれながら絶景を眺めて寛いでいただけますので、ぜひ一度お越しいただきたいですね。
たけたんでんきを選んだ理由
ー今はそのカフェをメインに電気を使って頂いていますが、たけたんでんきを知ったきっかけを教えてください。
知人から紹介してもらったのがきっかけです。電力が自由化になり、様々な電力会社から連絡をいただいていましたが、どこも区別がつかず。しかし、竹田市の政策として支援を受けスタートした電力事業だということで、それならばとお話を伺うことに決めました。
ー竹田市の政策であったことに安心していただけたのですね。たけたんでんきに切り替えたのは、地元の電力事業だからというのは大きかったですか?
大きかったですね。料金的な部分ではどこの電力会社もあまり差異はないのかなと思っていましたし、私たちの事業も「地元で何かできないか」というところから始まりましたから、竹田の電力事業と契約でき、地域に少しでも貢献できるというところで、切り替えることにしました。
ー地産地消の電力であることに共感してくださったのですね。
電力に限らず何事にもついつい金額面を重視してしまいがちですが、お金が地域内で循環し、地元が豊かになっていくのが一番良いと思いますから、地産地消は大事ですよね。収益還元として地元の子どもたちへプレゼントをしている取り組みも素敵だなと思いました。
ー「ボイボイキャンプ場」さんは、あえてキャンプフィールドの枠を区切ることなく、なるべく久住の美しい風景を残すように取り組みされていらっしゃいます。たけたんでんきにお申込みいただいたのも、自然環境を守りたいという想いがあったのでしょうか?
そうですね、元々キャンプ場の開設当初から、太陽光や風力発電など再生可能エネルギーだけで運営したいと思っていました。しかし風力などは導入するには法的な問題もありましたし、なかなか自然のエネルギーだけで賄うことは難しいのだなと実感していました。たけたんでんきさんは地熱や太陽光などの再生可能エネルギーを優先的に使っていますから、環境に良い電力を使える点でも共感しましたね。
ー今後たけたんでんきに期待することはありますか?
電気自体、仕組みが分かりにくい部分ではありますから、もっと分かりやすく、そしてメリットを知った上で、竹田の人がみんな使うようになれば良いですね。
ー地元愛に満ちている渡邉さんですが、今後「ボイボイキャンプ場」さんとして取り組んでみたいことがあれば教えてください。
一度久住に訪れた方はみんな久住のファンになってくれて、嵐の中の久住も、雪が降る冬の厳しい寒さの中の久住も、丸ごと好きだと言ってくれるんです。地域を好きになってくれるというのはとても嬉しいことですよね。
久住の美しい景色は、阿蘇などに比べるとまだまだ全国的に知られていないので、今後は日本はもちろん、世界中からもファンとなってくれるとお客さんがたくさん訪れるような場所になれば良いなと思っていますし、久住は冬の閑散期は休業するお店も多いですが、お客さんが増えればまた地域が賑わうと思いますので、冬でもお客様を呼び込めるような仕組みを作っていきたいですね。
ーたくさんの人が訪れることで、地域がより一層豊かになっていくと良いですよね!渡邉さん、インタビューのご協力ありがとうございました!
株式会社ボイボイ ボイボイキャンプ場
〒878-0201 大分県竹田市久住町大字久住4050-11
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